悪性リンパ腫リンパ球
悪性リンパ腫の全てはリンパ球から始まると言っても過言ではありません。もともと白血球の中に含まれており、その役割は免疫機能です。特に、体の中に侵入してきた病原体やがん細胞などを監視・排除してくれます。
B細胞とT細胞、NK細胞などに分類されます
これらはいくつか種類があり、B細胞とT細胞、NK細胞などに分類されます。例えばB細胞は、病原体に働きかける抗体を作って体を守ります。一方でT細胞は、免疫機能全体を指揮する役割を持っています。また、NK細胞は特に腫瘍細胞を攻撃する役割をもっています。
このように見ていくと、リンパ球とは、各細胞がそれぞれの役割に従って体を守っている、免疫機能の中心的存在と言えます。
体の中にどれくらい含まれているかを見てみると、まず白血球の中でも3割前後を占めており、成人では血液1マイクロリットルにつき1500以上含まれています。
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数値
リンパ球とは血液の中に大量に含まれています。ただ、この数字を見たところでイメージはしにくいかもしれません。
しかし、大体の数字を知っておくと、血液検査の際などに役立つでしょう。このかすは体調によっても変化しますし、病気やウイルスの侵入でも変化します。ただ、その変化の割合が極端に変わる時には、何かしらの異常があると思ったほうがいいです。
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量が変化する原因
ここで具体的に量を変化させる原因について見ていきます。まず増える場合は感染症があります。結核や百日咳などがあげられます。その他、白血病などでも増量します。
逆に減少する原因としては、再生不良貧血や悪性リンパ腫などの血液疾患が有名です。他にも、免疫不全症候群といったような、免疫機能の病気でも減少します。