「30分でわかる悪性リンパ腫のお話し」悪性リンパ腫の症状や治療方法を詳しく説明。最新の治療方法をわかり易く説明します。
悪性リンパ腫について30分でもわかるように解説していきます。
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バーキットリンパ腫

B細胞 バーキットリンパ腫(Burkitt lymphoma)といえば、増殖スピードの速いB細胞非ホジキンリンパ腫の仲間になり、悪性リンパ腫として分類され、子どもや若年者に発症しやすい病気で、顎骨・中枢神経・腸・腎臓・副鼻腔・皮膚・骨髄・卵巣等の臓器に発症しやすく散発性・地域性・免疫不全関連性の3種類に分ける事が出来る病気になります。

特に、散発性のバーキットリンパ腫は世界中で発症している病気になり小児リンパ腫の40〜50%になりますが一般成人の場合は1〜2%程度にしかなりません。地域にもよりますが、4〜7歳の子どもの発症がとても多く、免疫不全関連の場合にはエイズ患者や臓器移植患者の発症が多いという事が分かっています。

小児の場合、腹部腫瘍で発症することがよくありステージ3若しくはステージ4くらいに進行してから発見されることが多いです。

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特徴

早期バーキッドリンパ腫は、悪性リンパ腫と同じで増殖が非常に早いので発見時には、とても大きな腫瘤になっている事が多く腫瘍崩壊症候群になることがあります。抗体はCD22です。

この病気は脊髄や中枢神経にも入り込むことができる極めて危険な病気です。そしてさらに乳腺、精巣、小腸や大腸のような部位にもできるものです。

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治療方法

病気で脳や中枢神経に発展しやすく骨髄にリンパ腫細胞が組織を破壊しながら入り込んでおり、進行状態によっては予後も良くありません。

バーキットリンパ腫の治療としては、小児患者をメインに開発されたものでメソトレキセートの大量療法・キロサイドの大量療法という強力な抗がん剤治療とイホマイドを短期集中で組み込み、中枢神経への対策により成人患者の治療効果も良くなってきており、癒が期待できます。

治療方法も悪性リンパ腫を参考に進めていくようにするととてもいい判断ができます。

バーキットリンパ腫の治療を開始する事で、肥大したがん細胞が急に死滅する事により急性腎不全になりやすく腎機能を保護する為に治療と同時に大量の点滴を投与します。

生存率

ステージ1と2の病期では5年生存率90%程度
ステージ3で75%、ステージ4で70%です。