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非ホジキンリンパ腫
悪性リンパ腫の分類の中で非ホジキンリンパ腫(高齢者がかかりやすい)とはホジキンリンパ腫(高齢者や若い女性がかかりやすい)以外のもの全てのことをいい、数的には70種類程度に分類されています。日本人でこの病期にかかる9割の方がこの種類のものです。
一般的にはリンパ節に限らず体のいたるところから発症します。
主なものとしては下記のようなものがあります。
- 脳神経
- 皮膚
- 胃
- 腸
- 肺
- 肝臓
- 乳腺
- 骨
- 骨髄
- 甲状腺
等です。
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日本人が多くかかるものがびまん性大細胞型リンパ腫と呼ばれているものです。これは全体の約30%程度をしめていると考えられています。これはとても進行が速いので注意したほうがいい分類に入ります。その他では進行が特に早く気をつけたほうがいいのはNk細胞、芽球性、バーキットです。
上記と異なり悪性リンパ腫の中でも割と進行が遅いと考えられ時間をかけてもいいと考えられているのが濾胞性、マントル細胞、MALTです。
これらの病期になると急に首が細くなったり、夏でもなく更年期でもないのに体がポカポカして体感的にとても熱く感じるということなのですぐに病院にいあったほうがいいでしょう。
原因
一般的にはウイルスによる感染が大きいと考えられています。エンブスタインバー(Epstein-Barr)という名称のウイルスが腫瘍細胞に感染したことによるものとされています。
一番の理由としては年齢を重ねていくことで遺伝子が破壊されていくことがわかっていますが。その他に考えられるのは手術で心臓や肺といった臓器を移植する際に免疫不全になったりエイズによるものが考えられます。
ピロリ菌やヘリコバクタ―は胃から発生する粘膜系のものです。
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検査
悪性リンパ腫の検査は常に正しく確実な方法でしなければいけない
- 正しいリンパ腫(病型)を特定する
- リンパ腫の広がり具合に応じて病気診断をする
- 肺、心臓、肝臓、腎臓の機能や強さを確認する
- 生検でリンパ腫の組織を採取する
生検で組織を採集するのは顕微鏡で細胞の性質や形成をさらに詳しく調べるために行われるものです。生検は組織の一部を採取するので悪性リンパ腫の病型を検査することはできません。
非ホジキンリンパ腫の検査もホジキンリンパ腫と同じように化学療法、CT検査、血液検査、超音波検査、骨髄検査、PET検査等を行います。バーキットリンパ腫が特に多く全体の26%を占めその他は全体の3%程度ですある。
非ホジキンリンパ腫の分類
非ホジキンリンパ腫は病期の型として全部で6つに分けることができます。
- バーキットリンパ腫
病期の広がるスピードが極端に早くおなかにできることが多い - びまん性大細胞リンパ腫
骨髄にはあまり影響しない - リンパ芽球性リンパ腫(T細胞)
縦隔病変がある。水がたまり呼吸ができないことが多く上大静脈症候群を引き起こすことがある - リンパ芽球性リンパ腫(B細胞)
中枢神経浸潤をおこすことがある - 未分化大細胞型リンパ腫
皮膚や腎臓そして骨髄にできやすい - 1〜5以外のもの
- バーキットリンパ腫
治療
進め方としては患者さんの病期(ステージ)で決定していきます。
- T期(低悪性度)
放射線治療
- U期(低悪性度)
2つの病変がすぐ近くにできている場合は放射線で割と離れている場合は化学療法 - V期、四期(低悪性度)
化学療法